目的が違えば、意気込みも違ってくる。治療目的の方は「取らなければならない」だろうが、美容目的の方はより積極的に「取りたい! 」という思いが強いのではないだろうか?
なぜほくろを取りたいと思うのか、美容目的である以上、当然「より美しくなるため」である。黒い点であるほくろは見るものに強い印象を与えやすい。ついている位置によって魅力的な印象を与える、ということもあるが、極めて限られたパターンであろう。たいていはマイナスイメージで捉えられる。ほくろのせいで強いコンプレックスを抱いてしまっている人もいる。できることなら少ないに越したことはないと思うのが普通だろうし、人の目に触れるところにあれば取りたい、と思うのが人の心というものだろう。
とはいえ、コンプレックスに苦しめられている人にとって、ほくろは「取りたい」ものではなく、悪性と同じく「取らなければならない」ものである。取りたいと思っている人の多くは実はそこまで切実な状況ではないのである。なのになぜほくろの除去を求めるのだろうか?
他人からは大して気にならないほくろも自分の目で見ると気になってしまう、ということもあろう。しかしそれ以上に、ほくろをシミと同じく肌の敵と捉えているのが大きな理由なのではないだろうか。
美容目的でのほくろの除去はじつはそれが最大の目的ではなく、肌の管理の延長上として存在していることが多いのである。
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